「コーヒーを淹れる時、お湯をポットに移し替えるのが面倒」
「細口ノズルのケトルが気になる」
こだわって選ぶポットもいいですが、手軽にコーヒーが淹れれる道具があると便利ですよね。
そこでおすすめしたいのが山善電気ケトルです。
ノズルが細口になっているケトルはバルミューダなども有名ですが、山善はほんとにコスパが良い!
1年半ほど前に購入し毎日のように使ってきましたが普段使いはもちろん、コーヒーを淹れるのにとても便利な電気ケトルでした。
というわけで今回は、山善電気ケトルについてレビュー。
- 山善を選んだ理由
- ドリップコーヒーに使ってみた感想
- 細口だとお湯をコーヒーを淹れる時以外は使いづらくないの?
といったところをお話ししています。
おうちコーヒーをもっと楽にしたい方、山善のケトルが気になっている方はぜひチェックしてみてください。
- コスパがいい
- 温度表示で沸かしたお湯の温度が分かる
- 保温してくれる
- 蓋が固い(最新モデルは改良されています)
- 表面が熱い
- 大量のお湯を注ぐのには時間がかかる
なぜ山善の電気ケトルを選んだのか
ハンドドリップに最適なケトルが欲しい
以前我が家ではT-falの電気ケトルを使っていました。あっという間に沸くので忙しい朝などにとても重宝していましたが、欠点が一つ。
それはドリップコーヒーが淹れづらいということ。
少し古い型を使っていたこともありますが、細口ノズルではないため注ぐ水量の調整が難しく液だれも多かったです。
そのためT-falで沸かしたお湯をポットに移し替えてからドリップしていましたが、温度がイマイチ分からないし何よりお湯を移し替える作業がめんどくさい。
「細口ノズルのケトルなら沸かしてそのまま淹れれるじゃん!」
ともう少し早くに気づいても良さそうでしたが、そんな理由でケトルを新調することにしました。
迷った3種類とそれぞれの特徴
結果的に我が家が選んだのは山善の電気ケトル「YKG-C800-E」です。
2023年2月より「YKG-C800」 → 「EKG-C801」に型番が変更になりました。
その他の候補に、デザインがおしゃれなBALMUDA、温度設定機能が付いているデロンギを考えていました。
選ぶ際に比較した内容は以下の通りです。
比較内容 | 山善 YKG-C800-E | BALMUDA The Pot | デロンギ アイコナ |
---|---|---|---|
価格 | 8,980円 | 13,200円 | 14,800円 |
色 | ブラック、ホワイト、カッパー | ブラック、ホワイト | グレー、ホワイト |
容量 | 800ml | 600ml | 1000ml |
本体重さ | 0.56kg | 0.6kg | 0.9kg |
温度設定機能 | 60~100℃ (1℃単位で設定可) | なし | 50・60・95・100℃から選択 |
保温機能 | 好みの温度で保温可能 (1時間) | なし | あり(20分) |
安全機能 | 空焚き防止 自動電源OFF | 空焚き防止 自動電源OFF | 空焚き防止 自動電源OFF |
保証 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
本体内部お手入れ | 水洗い クエン酸つけ置き可 | 水洗い クエン酸つけ置き可 | 水洗い クエン酸つけ置き可 |
デザインはBALMUDAが好みでしたが、気になるところは容量が少ないこと、何より温度設定機能が付いていません。
山善とデロンギを比べてみると、付帯する機能は似ていますが山善の方が細かく設定できます。
本体はデロンギが重め。ドリップすることを考えると重いのはちょっと腕が疲れそう。
最終的な決め手は何といっても価格。
山善はこの価格でこの機能。とてもコスパが良いと感じました。
山善電気ケトル「YKG-C800-E」の外観
本体はマットブラックで装飾もなくとてもシンプルです。
電源プレートは光沢のあるブラックです。埃や汚れが少し目立ちやすいです。
ノズル先端約10mmで細口です。
太くなるとその分流量調整が難しくなりますので、程よいサイズではないでしょうか。
取っ手のサイズも大きく親指を乗せる部分もあります。
太さや角度もちょうどいいため、男女問わず持ちやすいと思います。
温度センサーは本体内部の底にあります。
温度センサーが十分に浸かるように、300ml以上の水を入れることが推奨されています。
電源オフ時は画面はほぼ真っ暗ですが、電源をオンにすると表示が点灯します。かっこいい。
素材のせいか割とすぐに埃が溜まり、しかも結構目立ちます。
ただボタンではなく凹凸の無いタッチパネルですので拭き掃除も楽です。
裏面には滑り止めが付いていますので滑りにくくなっています。
T-falと違いコードを巻き取る部分はありませんでした。
コーヒーを淹れてみた【気になる点もあり】
お湯を沸かしてみる
電源をオンにするとプレートに6種類のボタンが点灯します。
- 温度選択ボタン
- 電源ボタン
- 温度調整ボタン「+、-」
- 沸とうボタン
- 保温ボタン
温度選択ボタンには60、70、80、85、90、95℃の6種類の温度が登録されており、ボタンを押していくことで温度を選択できます。
沸とうボタンを押せば100℃に設定されます。
今回は92℃に設定していきたいと思います。
温度選択ボタンでざっくりの温度を呼び出した後、+-のボタンで1℃刻みで温度を決めていきます。
スタートボタンは無く、温度設定後にワンテンポ置くと自動でスタートします。
保温が必要な時は温度設定をした後に保温ボタンを押します。そうすると設定温度まで沸かされた後に自動でその温度で保温してくれます。
ちなみに97~100℃設定の場合は96℃前後で保温されます。
実際にお湯を沸かしてみると、92℃までにかかる時間は約6分でした。ちなみに100℃沸騰までの時間は5分35秒です。
92℃に設定すると、80℃を超えたあたりからオンオフが繰り返され温度を調整する動きが出てきます。調整する動きが入る分温度上昇が遅くなるようです。
沸とうボタンを押せば100℃までノンストップで沸かされます。
沸騰後の本体表面は約85℃と普通に熱いです。やけどするレベルですのでご注意ください。
転倒しても中身がこぼれないように蓋はやや固めなので、外す時に少し力が要ります。
蓋を外す時の反動で85℃の本体に手が触れてしまうことが多く、高確率で「熱っ」てなります。
蓋が固いという口コミが多かったのか、最新のモデルは蓋が取り外しやすいようにリニューアルされています。
さらに温度設定も60~100℃から50~100℃の設定が可能へ。野菜洗いにも使えます。
注いでみる
ノズルは程よくカーブしているため、ドリップの際もペーパーに干渉しづらいです。
注いでみると液だれも無く、湯量のコントロールもしやすいので注ぎやすいです。
あとは重心の設計が良いのか、注ぐ際に重みを感じにくくとても楽でした。
ハンドドリップではある程度の時間ポットを持っている必要があるので腕が疲れにくいのはありがたいです。
コーヒー以外はどうなの?
細口ノズルのケトルで懸念していたことが、「コーヒー以外で使用するときはどうなの?」ということ。
カップ麺にお湯を入れたいときは湯量のコントロールはいらないので、逆に出来る量が少なくてイライラしてしまわないかが心配だったんです。
使ってみた感想としては、以前使用していたT-falのように口の広いケトルと比べるとお湯の出は遅いですが、そこまで気になりませんでした。
ただしケトル内のお湯を全て捨てたい場合などはさすがに時間がかかる。
その場合は蓋を外して上から流しましょう。めちゃくちゃ早いです。
まとめ
- コスパがいい
- 温度表示で沸かしたお湯の温度が分かる
- 保温してくれる
- 蓋が固い(最新モデルは改良されています)
- 表面が熱い
- 大量のお湯を注ぐのには時間がかかる
今回は山善電気ケトルをご紹介しました。
細口ケトルを買ったことでより手軽にコーヒーを淹れれるようになったので、コーヒータイムがとてもはかどるようになりました。
お気に入りのポットを使うのも素敵ですが、お湯を沸かしてすぐに注ぐことが出来るというのもかなり楽ですよ。
温度設定機能があるので赤ちゃんのミルク作りにもおすすめです。
細口ノズルが気になっている人はぜひチェックしてみてください。
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