街着にぴったりなゴアテックス|THE NORTHE FACE『クラウドジャケット』レビュー

クラウドジャケット

毎日のコーディネートを考えるのは意外に大変なので、適当な時にもバサッと着れる一着があると便利ですよね。

そこで私がおすすめしたいのが、雨でも安心なゴアテックス素材のジャケットです。

中でもTHE NORTHE FACE『クラウドジャケット』は、アウトドア過ぎない素材感やデザインなので、子供との遊びや羽織りものとしての普段使いにピッタリ

しかも機能は十分なのにゴアテックスの中では比較的安く買えるので、コスパも非常に良いんです。

というわけで、今回はTHE NORTHE FACEの『クラウドジャケット』をレビュー。

購入してから4年くらい経つので、使ってきた感想や、劣化具合などをご紹介します。

  • 街で着れる便利なレインジャケットが欲しい
  • クラウドジャケットのサイズ感や劣化具合が気になる
  • 「クライムライトジャケット」と悩んでいる

そんな人はぜひチェックしてみてくださいね。

メリットデメリット
生地がしなやかでストレスゼロ
ポケットの位置が使いやすい
重ね着しやすいシルエット
長く使うと防水性に劣化が見られる
Contents

ノースフェイス『クラウドジャケット』を選んだ理由と比較したジャケット

ノースフェイス公式写真
https://www.goldwin.co.jp/tnf

そもそも私がゴアテックスのジャケットを買おうと思ったきっかけは、登山に行くことになったからです。

山登りにレインジャケットは大事ですからね。

「でも山なんてそんな頻繁に行かないしな。」とも思っていたので、買うにあたって私が求めた条件は以下の2つ。

  • 基本は街で使うけど、たまの登山にも対応できるスペック
  • 普段使いしても変じゃない、アウトドア過ぎないデザイン

そこで最後まで悩んだのが、同じノースフェイスの以下の2種類です。

クラウドジャケットクライムライトジャケット
素材GORE-TEX Paclite ECO(2.5層)GORE-TEX Micro Grid Backer(3層)
表生地の厚さ50デニール20デニール
重量345g(Lサイズ)315g(Lサイズ)
フロントジップフラップ付きのファスナー止水ジップ
ポケット下部に2つ、胸ポケット1つ上部に2つ
シルエットややゆったりめスリム
おすすめ用途普段使い~ハイキング登山
公式価格(2023.9現在)30,800円39,600円

登山やキャンプなど、頻繁にアウトドアを楽しむなら「クライムライトジャケット」を選んでいましたが、今回欲しいのは街をメインにした普段着用です。

  • 運転中も邪魔にならないしなやかな生地
  • 普段使いに適したポケットの位置

という2点が決め手になり、『クラウドジャケット』を選ぶことにしました。

ノースフェイス『クラウドジャケット』の外観と特徴

クラウドジャケットのコーディネート

私が買ったのはニュートープのMサイズ。

2019年に買ってから4年が経つので劣化はありますが、外観や特徴を紹介していきます。

まずは全体の外観から。

ニュートープはロゴも目立たないので、全体的にとてもシンプルな見た目です。

ブラックを選ぶと白いロゴが目立つので、この辺りは好みがあるかもですね。

クラウドジャケットの生地を伸ばした様子

ゴアテックスというと硬めの生地感をイメージするかもしれませんが、「GORE-TEX Paclite」を使用したクラウドジャケットはとてもしなやかな触り心地です。

ほんのわずかですが生地が伸びる感じもあります。

GORE-TEX Pacliteとは

GORE-TEX(ゴアテックス)は防水性や透湿性のある素材のこと。
雨のような水は通さないけど、服の中でこもった水蒸気は通してくれるので、汗をかいても蒸れにくいです。

ゴアテックスにはいくつか種類がありますが、中でもPacliteは軽量コンパクトで持ち運びに適したシリーズ。

登山に使うレインジャケットは、ゴアテックス生地に表地と裏地を貼り合わせた3層のものが多いですが、Paclite(2.5層)は裏地がコーティングになっています。
3層に比べると肌触りや丈夫さは劣りますが、その分軽くてしなやかな生地なんです。

クラウドジャケットの裏地

GORE-TEX Paclite(2.5層)の特徴として、裏地は生地ではなくコーティングです。4年使っていても剥がれることなく使えています。

クラウドジャケットのフロント部分

フロント部分はベルクロ付きのダブルフラップ仕様。

止水ジップではありませんが、防水性は高いので雨の日に使っても水は入り込みませんでした。

フロント部分の柔らかい素材

ちょうど顎に当たる部分には柔らかい素材が付いているので、上まで閉じても生地が刺さって痛いとはなりませんよ。

フードはヘルメットの上からも被れるように大きめのサイズ感です。

その分風に飛ばされやすいので、首元と後頭部のドローコードでフィット感も調整するのがおすすめ。

ポケットは手を入れやすい腰あたりに2つと胸に1つの合計3か所。

ポケットの裏地

ポケットの裏地はジャケットの表裏と同じ素材です。

袖のベルクロ

袖は手袋も入るようにゆったり目ですが、ベルクロで調節できるようになっています。

裾のドローコード

裾のドローコードは風の侵入も防ぐ役割や、シルエットの調整にも役立ちます。

スタッフサック

クラウドジャケットには、コンパクトに収納できるスタッフサックが付いているのもありがたいポイント。

クラウドジャケットを収納している様子

重量も約300gと軽量。収納すれば片手で持てるほどコンパクトになるので、通勤バッグやファザーズバッグに常備してもさほど邪魔になりません。

クラウドジャケットに水をかけている様子

もちろん防水性も十分なのでアウトドアはもちろん、子供との公園遊びや旅行にもピッタリなジャケットです。

ノースフェイス『クラウドジャケット』の使用感レビュー

続いては私が4年間使ってきて感じた良いところや欠点、サイズ感などを紹介します。

メリットデメリット
生地がしなやかでストレスゼロ
ポケットの位置が使いやすい
重ね着しやすいシルエット
長く使うと防水性に劣化が見られる

『クラウドジャケット』の良いところ

生地がしなやかでストレスを感じない

クラウドジャケット』はゴリゴリの登山用ジャケットには機能が劣りますが、登山でも十分に使えるスペック。

それなのに生地がゴワゴワガサガサせず、普段使いにちょうどいい生地感なんです。

そんな柔らかくてしなやかな着心地は、

  • 運転中に着てもストレスなし
  • ロンT一枚で着ても硬さを感じない
  • コンパクトになる

と良いことが多い。

流石にペラペラのウィンドジャケットと比べると硬いですけどね。

十分な機能を持ったレインジャケットなのに着心地が良いのはとてもありがたいです。

ポケットの位置が低く手が入れやすい

クラウドジャケットのコーディネート

クラウドジャケット』はポケットが一般的なアウター類と同じ腰付近にあるので、よくポケットに手を突っ込んでしまう人にとっては非常に使いやすい仕様なんです。

クライムライトジャケットの写真
クライムライトジャケット 出典:Amazon

クライムライトジャケット」などの登山用ジャケットは、リュックの腰ベルトに干渉しないようにポケットが上の方に付けられていることが多いです。

私が以前使っていたノースフェイスのジャケットもポケットが高い位置にあったので、手を入れづらく窮屈でとても使いづらかったんですよね。

その点『クラウドジャケット』はアウトドア仕様なのにポケットの位置がよくあるジャケットと同じ位置。スッと手が入ります。

見落としがちですが、普段使いメインならポケットの位置はとても重要ですよ。

重ね着も可能な程よいシルエット

クライムライトジャケット」のような細めのシルエットもかっこいいですが、クラウドジャケット』の程よいゆったりシルエットは重ね着もしやすいので、真冬でも使えます

ウルトラライトダウンを重ねた様子

冬には中にユニクロのウルトラライトダウンやフリースを着ていますが、車通勤の私にとってはこの組み合わせが最強。

着ぶくれ感がないのに風も通さず暖かいので、厚手のアウターを着た時のような動きづらさがありません。

暑いと感じたら脱いで調整しやすいですしね。

春や秋はシャツの上にさらっと羽織ってもいいので、夏以外のシーズンで活躍しています。

『クラウドジャケット』の欠点

それは劣化です。

「クラウドジャケットだから」というわけではないかもしれませんが、使っていくとやっぱり劣化はあります。

まずは防水性。

私は普段使いが多く、トートバッグをよく肩にかけて使っています。

すると肩部分の水の弾きがかなり悪く、水量が多いとかなりしみ込むようになりました。

手首付近も同様なので、よく擦れる箇所は劣化が早いようです。

次に内側のコーティングについて。

コーティングに使用されているポリウレタンは水に濡れたまま放置すると加水分解したり、紫外線に弱かったりと劣化が早い素材です。

裏地のコーティング

とは言っても今のところコーティングが剥がれたりは無く、汗が付きがちな首元部分がちょっと変色してモヤモヤしている程度。

コーティングについては思ったよりも劣化しないという印象です。

ただ私はお手入れをかなりさぼってこの状態なので、しっかりとお手入れをすればもっと良い状態を保ったまま4年以上は使えるということです。

ゴアテックス素材に適した洗剤などもありますので、お手入れしながら長く使っていきたいですね。

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『クラウドジャケット』のサイズ感について

着丈身幅肩幅袖丈
S69554659
M71574762
L73594964
サイズ(センチ)

身長170センチ、体重55キロ痩せ型の私はMサイズを選びました。

クラウドジャケット』はややゆったり目のシルエットのため、インナーが薄いとかなり余裕があるサイズ感です。

私だとSサイズでも着れますが、冬に中に着こむことを考えるとMサイズのサイズ感がちょうどいい。

クラウドジャケットのコーディネート

中にユニクロの「ウルトラライトダウンジャケット」を着てみた様子ですが、腕はやや膨らみがあるものの、全体的な着ぶくれ感は少ないです。

袖や裾はベルクロやドローコードで調節できるので、冬も着たいという人は大きめのサイズがおすすめ

私は裾のストンと落ちたシルエットがあまり好きではないので、ドローコードで絞って着ていますがいかがでしょう?だいぶ印象が変わるでしょう?

ノースフェイス『クラウドジャケット』はこんな人におすすめ

最後に、『クラウドジャケット』がおすすめな人を私目線でまとめてみました。

『クラウドジャケット』がおすすめな人
  • 普段着で使いやすいゴアテックスジャケットが欲しい
  • いろんな場面で使える万能なアウターが欲しい
  • 「ちょっとした外出で部屋着用のダサい服が隠せて、着るだけで無難な見た目になってくれる上着ないかな」と思っている

特に3つ目に共感してくれる人に、私は本当におすすめしたい。

「ちょっとそこまで」とか「そんなにおしゃれしなくてもいいかな」という外出でめっちゃ使えます。

ズボラさんにもぴったりだね。

ノースフェイス『クラウドジャケット』のレビューまとめ

クラウドジャケットの外観

今回はコスパの良いゴアテックスジャケット、THE NORTHE FACE『クラウドジャケット』をご紹介しました。

個人的な一番のおすすめポイントは

ゴアテックスなのに、いつ着ても全くストレスを感じないくらい着心地が良い

というところ。

クラウドジャケット』は広いシーズン、いろんな場面で着れるので、とりあえず一着持っておけばとても役立つアイテムです。

服を考えるのが面倒でも、とりあえず羽織ればかっこいい感じになるはず。

時期によっては公式価格よりもかなり安くなっているので、気になる人は早めのチェックがおすすめですよ。

メリットデメリット
生地がしなやかでストレスゼロ
ポケットの位置が使いやすい
重ね着しやすいシルエット
長く使うと防水性に劣化が見られる

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