サンダルの気楽さから抜け出せないという人はきっと私だけじゃないはず。
スニーカーや革靴も良いけど、サッと脱ぎ履きできる履き物があると、毎日の外出に気軽さがプラスされますよね。
今回ご紹介するビルケンシュトックの『ボストン』は、カジュアル過ぎない、革靴のようなサンダル。
年中使えてどんな服にも合うので、使い勝手が抜群です。
というわけで今回はビルケンシュトック『ボストン』について、5年間使ってきた感想やサイズ感、購入する際の注意点などを紹介していきます。
秋冬にも使えるサンダルが欲しい人はぜひ参考にしてみてください。
メリット | デメリット |
---|---|
サンダルなのに秋冬でも履ける 自分だけの形に育っていく 革靴とサンダルの良いとこ取り | 雨に弱い 修理が高い |
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)『ボストン』を買った理由
私が『ボストン』を買った理由は、オールシーズン履けるサンダルだと思ったからです。
サンダルは脱ぎ履きが楽なので、車移動が多く歩きが少ない田舎暮らしにピッタリなんですよね。
でもよくあるサンダルは、寒い時期に履くと冷気が直に当たり寒すぎるのが欠点。
その点『ボストン』は踵以外アッパーで覆われているので、寒さから足を守ってくれるんです。
革靴のようなデザインでどんなコーディネートにも合いそうだったので、購入することに決めました。
BIRKENSTOCK『ボストン』の外観と特徴
https://www.birkenstock.com/jp
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)は1774年にドイツで設立されたフットウェアブランドです。
今回ご紹介するのが、足先までアッパーで覆われた外観が特徴の『Boston/ボストン』。
ビルケンシュトックの中でも人気のモデルです。
かれこれ5年くらい履いてきてだいぶ劣化してるので、ついでに経年変化も参考にしちゃってください。
私が選んだのは「ナチュラルレザーのダークブラウン」です。
新品のうちはのっぺりした印象で少し物足りない革の質感でしたが、使い込むとツヤが出て、柔らかい質感へと変わっていきます。
アッパー側面にはサイズ調整用のベルトが付いています。
『ボストン』の甲周りは余裕のある作りなので、甲が低い人でも調整して履けますよ。
ビルケンサンダルの代名詞でもあるフットベット(中敷き)は、足の医学に基づいた設計。
独特な形状は正しい歩行へとサポートしてくれるので、健康サンダルとしても認知されています。
スエードレザーの中敷きは湿気も吸収してくれるので、足の裏がべたつきにくいのも嬉しいところ。
かなり劣化しちゃってますが、中敷きとの間にあるコルクは衝撃を吸収する役割が。疲れにくさはビーチサンダルも比じゃないです。
アウトソールは軽量で柔軟性が高いEVA樹脂。
こちらも劣化が気になる部分ではあるものの、砂利道でも気にせず歩けるしっかりとしたソールです。
5年も履くとアッパーに傷が出来たりソールが擦り減ったりとダメージは見られますが、まだまだ現役です。
革もいい感じに育っているので、使い込むほどに愛着も沸きますよ。
BIRKENSTOCK『ボストン』の使用感レビュー
使い込んでだいぶ良い味がでてきた『ボストン』。
続いては5年間使ってきた感想や、お手入れ方法について紹介します。
メリット | デメリット |
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サンダルなのに秋冬でも履ける 自分だけの形に育っていく 革靴とサンダルの良いとこ取り | 雨に弱い 修理が高い |
『ボストン』の良いところ:メリット
サンダルなのに秋冬でも履ける
私は夏の休日はほとんどモンベルのサンダルで過ごしているほど、ラフなスタイルが好きでして。
だだサンダルを秋冬で履くと季節感バグっていると思われるのが欠点。
そんな中でも『ボストン』は寒い時期に履いても全くおかしくないサンダルなんです。
さすがに雪の降る真冬は寒いですけどね。
冬だとしてもちょっとした外出や、長時間ドライブの時にも楽に履けるのはとてもありがたい。
我が家では夏でも冬でも、常に玄関に出しっぱなしにするくらい愛用しているアイテムです。
自分だけの形に育っていく
『ボストン』の履き始めは、フットベットの形やアッパーの硬さに少し違和感があります。
でも履きこむうちに自分の足にピッタリの形に馴染んでいき、履き心地がどんどん良くなっていくんです。
これが普通のサンダルやスニーカーなんかではなかなか味わえない感覚なんですよね。
自分の足に合った自分だけの一足に変化していくので、「良いものを長く愛用したい」と考える人にとってはピッタリのアイテムです。
革靴とサンダルの良いとこ取り
サッと履ける手軽さもありながら、革靴みたいなキレイめな印象を持たせてくれるのも『ボストン』が使いやすい理由の一つ。
「サンダルだと少しカジュアル過ぎるかな?」って思うときに活躍します。
田舎暮らしの私は私服で車通勤なので、仕事に行くときに『ボストン』の存在はかなりちょうどよく、雨の日以外はほぼ履いているほどです。
『ボストン』の気になるところ:デメリット
雨に弱い
スエードレザー製のフットベットは、雨で濡れるとしみ込んでしまい乾きも悪いです。
ビーチサンダルは濡れていても履けますが、濡れたレザーの場合はさすがに履き心地が悪いんですよね。
特に露出したかかと部分は雨が降ると濡れやすいので、雨の日は注意が必要。
ただつま先はアッパーで覆われているので、小雨程度なら使えますよ。
修理が高い
5年も使っているとソールが擦り減ってきて、フットベットのコルクにまでダメージが及んできます。
そこで考え出すのが修理なんですが、修理代金がまぁ高い。
ボストンのようなEVAソールタイプを例にすると以下のとおり。
メニュー | 価格 |
---|---|
オールソール交換 | 7,150円 |
ヒール(かかと)修理 | 3,850円 |
フットベット/ソフトフットベット交換 | 11,000円/12,100円 |
スエードライナー(中敷き)交換 | 4,400円 |
修理が必要に感じるほど使い込むと、コルクとソールの劣化が激しいので「フットベット交換」が必要になってくる印象です。
となると1万円を超える金額となってしまうので、正直買いなおした方がいいように感じてしまいます。
アッパーがいい味出してるとか、プレゼントされて思い入れがあるとか、そんな理由があれば修理を選択してもいいでしょう。
ただ私の場合は、買いなおすことになるかなぁ。
コーディネートを紹介
とはいえ何足でも買いなおしたいと思えるほど使い勝手が最高な『ボストン』
サンダルだけど素足でも靴下でも履けるところがお気に入りポイントの一つです。
というわけで手持ちのパンツと合わせたところを紹介していきます。
足が露出しないので、程よい気温になる春や秋にこそ合わせたいサンダルですよ。
お手入れ方法
続いてはお手入れ方法についてご紹介。
私の持っている『ナチュラルレザー』のアッパーは革靴と同じお手入れ方法でOKです。
私は以下の流れでお手入れしています
ちなみにフットベット部分は特にお手入れしていません。
靴下で履くことが多いためか、なかなか綺麗な状態が保てています。
BIRKENSTOCK『ボストン』のサイズ感と選び方
ビルケンサンダルのフットベットには、幅や硬さに種類があるのをご存じですか?
最後に『ボストン』のサイズ感と、意外と種類のあるフットベットの選び方を解説します。
サイズ感
『ボストン』はスニーカーよりも小さめを選ぶのがいいでしょう。
私の場合、足の実寸が25.5センチ、スニーカーは主に27.0センチを履いています。
そんな私が購入したサイズは40(26.0センチ)。
履いてみるとこんな感じで、フットベットの窪み部分にかかとがピッタリとハマった状態に。
買ってすぐは革が硬いので小さく感じますが、履いていくと革が伸びて足に馴染んでいきます。
不安かもしれませんが、最初は「ちょっと小さいかな?」と思うくらいでも大丈夫ですよ。
あまり大きいサイズだと足がパカパカ浮いてしまうので、足の実寸+0.5センチ、大きくても+1.0センチまでで選ぶのがオススメです。
選び方の注意点
サイズの他に気を付けたいのが「幅」です。
フットベットには2種類の幅が存在します。
- レギュラー幅/通常の幅…主にメンズ向け
- ナロー幅狭めの幅…レディース、足幅が狭い人向け
見分け方は簡単。
フットベットに描かれている足のマークが塗りつぶされていないものが「レギュラー幅」、塗りつぶされていれば「ナロー幅」です。
楽天などの通販では、メンズでもよくナロー幅が販売されています。
「安いから買ったら幅が狭すぎた」なんてことが無いように注意してくださいね。
ちなみにフットベットにはクッション入りで柔らかい履き心地の「ソフトフットベット」も存在しています。
「通常フットベット」は黒い文字や黄色い文字ですが、「ソフトフットベット」は青い文字なのが特徴。
「ソフトフットベット」はアッパーがスエードレザーのボストンに採用されているので、好みに合わせて選んでみてください。
「ソフトフットベットが絶対いい!」という人もいるくらい、履き心地が良いようですよ。
BIRKENSTOCK『ボストン』のレビューまとめ
今回はビルケンシュトックの定番サンダル『ボストン』を紹介しました。
メリット | デメリット |
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サンダルなのに秋冬でも履ける 自分だけの形に育っていく 革靴とサンダルの良いとこ取り | 雨に弱い 修理が高い |
『ボストン』の一番おすすめしたいポイントは、
サンダル楽ちん暮らしが年中できる
というところ。
革靴ライクな外観はどんな服にも合わせやすいので、「おしゃれでいたいけど、楽な格好で過ごしたい」と考える人にはとてもおすすめなアイテムです。
長く使えて経年変化も楽しめるので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
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