寒い日に1着は欲しいダウンジャケット。
ですがお手入れしづらいなど、不便な点があるのも確かです。
家でも洗えて暖かい、そんなアウターが欲しいと感じていた時に出会ったのが、今回紹介する10YC『ユーティリティジャケット』。
ダウンのような暖かさなのにとても軽く、しかも家の洗濯機で洗えちゃう。
着続けて4年目になりますが、その使い勝手の良さから毎シーズン高頻度で着ています。
というわけで今回は『ユーティリティジャケット』をレビュー。
長年使って感じる良いところや気になったところ、サイズ感などを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
洗濯機で洗える 薄いのに暖かい 着まわしやすいデザイン | インナー使いだと腕周りが太め 店舗が少ない |
>>10YC公式サイトからどうぞ
10YC(テンワイシー)ってどんなブランド?
https://10yc.jp/
10YC(テンワイシー)とは、2017年に創業した日本のアパレルブランド。
「着る人も作る人も豊かに」という理念のもと、「10年着続けたいと思える服」を作ることをコンセプトにしています。
わたしが面白いと感じるのは、販売サイトで「製品コスト」を確認できること。
生地や裁断・縫製のコストが見れるなんてなかなか無いですよね。
しかもサイズによって販売価格が違うんです。
言われてみれば、「使っている生地の量が違うのに、なんでサイズが違っても価格が同じなんだろう」って思いません?
原価や儲けの価格もしっかり見せてくれると、なんだか納得した気分で買えちゃいますよね。
10YC『ユーティリティジャケット』の外観と特徴
『ユーティリティジャケット』は「ダウンの嫌なところを無くした、ダウンのように使えるジャケット」がコンセプト。
ダウンではなく「ポリエステル中綿」を使用しているのが特徴で、軽さがダウンの3分の1程度で済むなど、多くの機能性を持たせています。
そんなジャケットの概要はこちら。
素材 | 表地:ナイロン100% 裏地、中綿:ポリエステル100% |
---|---|
カラー | ブラック、ネイビー、グリーン、グレー、ベージュ |
重量(Mサイズ) | 295g |
価格(Mサイズ)(2024年9月現在) | 21,889円 |
では外観を見ていきます。
わたしは選んだのはブラックのMサイズ。
見た目はとってもシンプル。ノーカラーのデザインで、型に縫い目が無いラグラン仕様です。
表地はちょっと艶のあるナイロン素材。なのでブラックでもちょっと白みがかって見えますね。
前面はスナップボタン仕様です。ボタンが黒色で目立たないのも個人的には嬉しい。
ポケットにファスナーは付いていません。
表面からは見えませんが、ポケットの甲部分にも中綿が使われているのでポカポカ仕様です。
袖や裾のぎゅっとしたところは表から見えないデザインに。見えない部分にもこだわりがあります。
ちなみに裾にドローコードは付いておらず、調整はできません。個人的にこのデザインでは不要に思うので問題なしです。
ユニセックスで使いやすいデザインなので、夫婦で一緒に使うことだってできちゃいます。
我が家ではわたしよりもママの方が使う頻度が高いほど。いつも奪い合いです。
10YC『ユーティリティジャケット』の使用感レビュー
これを着ておけば間違いないと思わせてくれる10YCの『ユーティリティジャケット』。
ここからは実際に3年以上使ってきて感じる、良いところや気になるところを紹介していきます。
メリット | デメリット |
---|---|
洗濯機で洗える 薄いのに暖かい 着まわしやすいデザイン | インナー使いだと腕周りが太め 店舗が少ない |
洗濯機で洗える
なんといってもこれ。冬でも使えるアウターが洗濯機で洗えるってのがほんとに助かります。
子供を抱っこしたときに肩に付くよだれ、靴が擦れてできる汚れ。外遊びでいつの間にかついている汚れ。居酒屋に行った時のタバコのにおいなどなど。
よくあるダウンジャケットは簡単に洗えないので、多少の汚れは我慢していました。
でも『ユーティリティジャケット』なら気になったときにすぐ洗える。
洗濯方法も簡単で、ボタンを閉めてネットに入れて洗うだけ。
これまで何回も洗濯していますが、色落ちすることなく、買った時の遜色ない状態で使えていますよ。
汚れを気にすることなく使えるので、特に小さい子どもを持つパパママにこそ使って欲しいジャケットです。
薄いのに暖かい
ぱっと見は薄めの生地感なので、冬というよりは春秋のジャケットのよう。でも着てみるとちゃんと暖かいんです。
ポリエステル中綿の実力ってなかなかすごいですね。
厚みを比べてみるとこんな感じ。
ユニクロのシームレスダウンパーカと比べるとかなり薄く、ぱっと見はウルトラライトダウンと似たような厚みです。
さすがに真冬の屋外では寒いですが、車移動や屋内で過ごす分には十分な暖かさ。というかむしろ、車移動の多い生活ではこのくらいの生地感がちょうどいいんです。
分厚いダウンだと車ではゴワゴワして邪魔だし、暖かい室内に行くとむしろ暑いと思うことはないですか?
少し寒いな~と感じるくらいの日であれば、『ユーティリティジャケット』は屋外でも屋内でも車の中でもずっと着ていられる快適なジャケットですよ。
着まわしやすいデザイン(コーディネートも)
個人的にですが、薄めのダウンやインナーダウンの表面がボコボコしたデザインがあまり好きではないんですよね。
インナー使いなら良いのですが、アウター使いの時は組み合わせを考えてしまいます。
その点『ユーティリティジャケット』はダウン特有のボコボコが無いスッキリとした外観なので、とにかく着まわしやすいんです。
コーディネートしてみるとこんな感じ。
シャツやスウェット等なんでも合いますが、首のある服が個人的には好み。
ノーカラーのデザインなので、冬はマフラーも巻きやすいです。
もちろんインナーダウンとしても。寒い日でもこれで完璧です。
インナー使いだと腕はやや太め
コスパが良くて私も愛用しているTAIONのインナーダウンと比較すると腕周りがちょっとだけ太め。
インナーダウンと比べてみた時の話にはなりますが、インナー使いをすると腕周りがややボリューミーになります。まぁわずかにですけどね。
アウターの種類にもよると思いますが、腕が細め、生地が薄めのアウターだとちょっと気になるかもしれません。
ただアウターとして使う際にはちょうどいいサイズ感ですし、インナーダウンとしても十分に使えるので個人的には問題なしです。
ノースフェイスの『クラウドジャケット』とは相性良かったのでおすすめ。
店舗が少ない
10YCは取扱店舗が少なめなこともちょっと残念なところ。
やっぱり服を買う時は試着をしたいですよね。
わたしの住む田舎にポップアップが来るはずもなく、簡単には試着に行けません。
以前までは返品・サイズ交換送料無料サービスというものがありましたが、2023年7月3日以降は物流費高騰の影響で一時休止中とのこと。
ネット販売メインだとサイズ感やイメージが分かりづらいので、返品無料サービスは復活してくれると嬉しいですね。
サイズ感とダウンジャケットとの比較
試着が難しいとなると、悩むのはサイズ感。
身長171cm、体重55kgで痩せ型のわたしはMサイズを選んだところジャストサイズでした。良かった~。
おそらくあなたも、よく選ぶサイズ感で考えてもらえたらいいはずです。
オーバーサイズな感じはないので、ゆったり目が好きな人やガタイの良い人はワンサイズ上げてもいいかもしれません。
こちらはTAIONのインナーダウンMサイズと、ユニクロのウルトラライトダウンのSサイズとで比較してみた感じ。
手持ちの服と比べると『ユーティリティジャケット』の方がやや余裕がある印象です。
ウルトラライトダウンのMサイズなら似たようなサイズ感かもしれません。
ちなみに身長163センチの妻が着てみるとこんな感じ。女性が着ても問題なく使えるサイズ感ですよ。
10YC『ユーティリティジャケット』はこんな人におすすめ
最後に『ユーティリティジャケット』がおすすめできる人をまとめてみました。
- 家で洗濯できるアウターが欲しい
- ダウンジャケット特有のボコボコが嫌だ
- 厚いアウターが邪魔に感じる
- 着まわしやすい服が欲しい
なんといっても家の洗濯機で洗えるところがとても良い。クリーニング代も積み重なると家計にひびきますからねぇ。
反対に真冬の屋外でアウター使いするにはちょっと寒いので、そんな時はおとなしく厚手のダウンを選びましょう。
10YC『ユーティリティジャケット』のレビューまとめ
今回は軽くて暖かくて洗濯機で洗える、10YC『ユーティリティジャケット』をご紹介しました。
わたしも以前はトレンドの服やお手入れが難しい服も買ってましたが、年を重ねて家庭を持つと特に、お手入れが楽で長く愛せる服を選びたくなります。
『ユーティリティジャケット』はそんな要望を満たしてくれて、おしゃれも楽しめる素敵な服でした。
万能アウターを探している人はぜひ、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
>>10YC公式サイトをチェック
メリット | デメリット |
---|---|
洗濯機で洗える 薄いのに暖かい 着まわしやすいデザイン | インナー使いだと腕周りが太め 店舗が少ない |
Comment