近年では採用する人も増えてきたファミリークローゼット。
便利そうだけどスペースも取るし、導入したほうが良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
広さは?形は?そもそもほんとに必要?など悩むことはたくさんあると思います。私たちもかなり悩みました。
我が家は36坪と決して大きな家ではありませんが、1階に3帖弱のファミクロを採用しました。
1階にファミクロがあることで服の収納が簡単になり、家事の時短にも繋がりました。
家を建ててから約1年、ファミクロのある家で過ごしてきましたが、作ったことにはまったく後悔はなく私たちにとってやって良かった間取りの一つです。
この記事ではファミクロのメリットやデメリット、我が家のファミクロを例に導入の際に参考にしてほしい点などを紹介していきます。
- ファミクロを検討している
- 家が狭くても作るべきか悩んでいる
- どんな形にしたらいいか分からない
ファミクロを採用した理由
家を建てる前、アパートや実家暮らしの時は寝室にクローゼットがあったため、着替える時や洗濯物をしまう時には離れた部屋を行ったり来たりしており、とても面倒に感じていました。
そのためマイホームを考える際は、平日の作業のほとんどを近い距離で済ませたいと考え、絶対に1階にファミクロを作りたいと思い採用しました。
その結果、毎日行う家事や着替えがほとんど1階で完結できており、毎日の移動距離がかなり減ったと思います。
服を取りに行くときに面倒と思うことが無くなりました。
一階ファミクロのメリット
朝の準備がスムーズにできる
時間の限られている平日の朝、子供や自分の準備は大変ですよね。
我が家の場合、子供の準備は基本的にリビングで行いますが、リビングとファミクロが近いと朝の準備の効率が格段に上がります。
その日使うものがファミクロに揃っていれば、自分の準備もしながら子供の準備もスムーズに行うことができます。
リビングでご飯!すぐ横のファミクロで服の準備!すぐリビングに戻って着替え!カバンも必要だファミクロだ!みたいな毎日です。
無駄のない動きが実現できるので、遅刻も減ることでしょう。
家事の時短になる
洗面脱衣所(ランドリールーム)の近くにファミクロがあると、洗濯物をしまう作業がとても楽になります。
我が家は乾太くんがいるので乾燥はしてくれますが、洗濯を畳む、しまう作業は自分でする必要があるのでほんとにめんどくさい。
しまう場所が遠いとなおさら嫌になりますよね。
しかし、洗濯物を畳む場所、しまう場所を近くに配置することで、移動する距離や作業時間が縮まり家事の時短に繋がります。
アパート時代のように、洗濯後に服をしまう為に各自の部屋にわざわざ持って行く作業も無くなり、精神的にも余裕が持てるようになりました。
リビングがスッキリする
帰宅後はファミクロを通り、上着、カバンなどを全て収納してからリビングに行くというのが、我が家の帰宅後の動線です。
玄関とファミクロを近くに配置することで、リビング等他の部屋で必要のないものは帰宅後すぐに収納することができます。
夜仕事から帰ってとりあえず上着やカバンをリビングに置いておいたら、朝までそこにあったなんてことも無くなります。
子供が小学生になったとしても、ランドセル置き場を作ることでリビングが散らからないようにできるのではないでしょうか。
一階ファミクロのデメリット
他の部屋が狭くなる
我が家のように家があまり大きくない場合、ファミクロを作るとなると他のスペースを削る必要もあるかと思います。
私たちは結果的に和室を諦めることになりました。
和室でお昼寝したかったとか、子供の遊び場を和室にすればリビングにおもちゃが散乱することもすくなかったかもとか考えることはありますが、和室をやめてファミクロを採用したことに全く後悔はありません。
大きいリビングが欲しいなど、求めるものは各家庭様々だと思います。
自分たちの暮らしの中で優先すべきは何かをしっかりと考えることが重要だと思います。
将来使うか分からない
誰もが年を取ると生活スタイルは変わるはずですので、今のような使い方が続くとは限りません。
- 服が好きなため服がたくさんある
- 子供が小さい
- 共働きである
現在の我が家はこのような状況の為、ファミクロは大活躍です。
しかし、服を買わなくなったら、子供が大きくなって独立したら、定年したらというところまで考えると、今のようには使われずにもったいないスペースになる可能性もあります。
私たちの場合、
- 将来的に服を全て一階で管理したい
- 収納スペースとして活用できる形にする
という目的を持って今の間取りを作りました。
今だけではなく、将来もしっかりイメージすることが大事だと思います。
我が家のファミクロをご紹介
玄関を入ると右にリビング、左にファミクロがあります。
帰宅してすぐに上着を脱いで収納できるような動線になっています。
ファミクロは廊下と兼用になっており、両脇に服が掛けれるようにハンガーパイプを取り付けました。
片側のハンガーパイプを2段にすることにより収納力をアップさせています。
ズボンやショート丈の上着はこちらに掛けています。
反対側はハンガーパイプが1本です。ロング丈のコートを掛けたり、下に棚を置けるようにしました。
レイアウトを変更できるようにすることで、将来は棚を増やしてランドセル置き場としても使用できます。
将来のことすべてを予測することは難しいので、状況に応じて形を変えれると安心ですね。
ファミクロを抜けると洗面脱衣所があり、奥はリビングに繋がっています。
脱衣所やリビングと近いため、洗濯物の片づけや朝の準備も少ない移動で出来ます。
その他にファミクロの間取りやサイズなどをさらに細かく紹介した記事もありますので、よかったら参考にしてみてください。
一年間住んで感じたこと
ファミクロをどこに配置するかが大事
我が家のファミクロは玄関⇔ファミクロ⇔リビング・洗面脱衣所のように移動できるウォークスルータイプです。
他にもウォークインタイプや、形もI型、Ⅱ型、L型などさまざまありますが、ウォークスルータイプは我が家のスタイルに合っており、とても使いやすいと感じています。
家自体が大きくない場合にはスペースを有効に活用できるためおすすめです。
収納は多いほうが便利、でもスペースを取る
ファミクロのパイプは160cmを1本、230cmを上下に2本付けています。
パイプの下には一部衣装ケースを置いておりすべては使えていませんが、ここに家族4人分の服が全て収納できるかというと、無理でした。
子供服は一部脱衣所に収納していますし、季節物のコート類などは寝室のクローゼットにあるため、衣替えは必要です。
収納できる量でいうと、その時期の普段使いする服はすべて収納できているくらいの感じです。
欲を言えばもう少しスペースが欲しかったですが、その分ファミクロに使うスペースも多くなってしまうので、このくらいの広さでよかったとも思います。
枕棚が便利
枕棚があることで、洋服だけではなく他の物の収納にも使えます。
我が家ではオムツ、ティッシュ、トイレットペーパーなど日用品のストックを収納しています。
リビングやトイレからも近いので補充がすぐにできてとても便利ですし、家族しか使用しないスペースですので来客時にもみられることはありません。
まとめ:36坪の狭い家でも後悔はしない、むしろ便利
- 我が家にとってはやって良かった間取り第1位
- 家事、朝の準備の時短になる
- 将来的にも今の形で使い続けるのか、具体的にイメージすることが大事
一階に作るファミリークローゼットのメリットとデメリットついてご紹介しました。
家が小さくてファミクロを作るのが難しい方でも、一階で服を管理できる環境が少しでもあると便利だと思います。
家の大きさ、生活スタイルによって使いやすいファミクロの形も変わると思いますので、いろんな方の形を参考にしてみてください。
ファミクロ導入を考えている方の少しでも参考になれば嬉しいです。
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